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サビアンシンボルと適職
先に、いちばん大事なところをお伝えします。サビアンシンボルは、適職の名前を教えてくれるものではありません。書いてあるのは「巨大なテント」「レントゲン」といった短い場面の言葉だけです。だから調べたあとに「で、これは何なのだろう」で止まる方が多いのだと思います。
それでも僕は、この言葉から仕事のやり方を変えました。コンサルタントをやめて、一緒に商品を作って売上を分けるプロデューサーになりました。5年ほど前です。
このページでは、太陽と月の2つを、どうやって自分の仕事の言葉に置きかえたのかを書きます。占星術の専門家としてではなく、実際にそれで進路を決めた一人としてお伝えします。
Basics
サビアンシンボルは、ホロスコープ(生まれたときの空の星の配置図)の360度に、ひとつずつ場面の言葉をつけたものです。自分に関係するのは10個ほどで、仕事を考えるときの中心は太陽と月の2つです。
太陽は、エネルギーと人生の発展の象徴とされています。太陽のシンボルを意識して仕事をすると、人生が発展しやすくなるといわれています。これから伸ばしていく方向です。
月は、その人が本来持っている力を表すとされています。すでに手の中にあるものです。
つまり、月が「持っているもの」で、太陽が「伸ばす方向」です。この2つを組み合わせて何をすればいいかを考えます。ここに、適職の手がかりがあります。
ただし出てくるのは職業名ではなく、絵です。その絵を自分の言葉にほどく作業は、自分でやることになります。
まだ調べていない方は、先にサビアンシンボルの調べ方をご覧ください。10分ほどで出せます。
Sun
僕が自分のサビアンシンボルを調べたのは、5、6年前です。当時はコンサルタントで、年商は1,000万円ほどでした。売上は立っていましたが、このまま行っても自分が動き続けないといけない、と行きづまっていました。
そのとき教えてもらったのが、サビアンシンボルでした。太陽のところに出てきたのは「レントゲン」です。
正直に言うと、最初は「何これ」と思いました。意味がわかりません。たいていの人がそうなります。
そこで、レントゲンが何をするものかを考えました。体調の悪い人をX線でスキャンして、どこが悪いのかを映し出します。つまり、見えないものを見える化する道具です。
それが自分の人生の発展方向にあるとしたら、どうなるか。人は自分の未来も、自分が何者なのかも見えていません。その見えないものを見えるようにするコンテンツを作れば、人生は発展するのではないか。
しかも、コンサルティングでずっとやっていたのは、まさにこれでした。ぼんやりした思いを聞いて、サービスの形にしていく仕事です。自分の得意なことを、言葉にしてもらったような感覚でした。
Moon
次に、月のシンボルを見ました。出てきたのは「軍楽隊のパレード」です。
軍楽隊は、自分たちの主張を音楽に乗せて、行進しながら伝えます。「俺たちのチームは強いんだ」と、堂々と進んでいきます。
自分が本気でいいと思ったものを、音楽にして主張する力があるということではないか。もちろん僕は音楽をやっていません。抽象度の高い読み方ですが、音楽ではなく広告や宣伝のことだろう、と受けとりました。いいと思ったものを、世に届けていく力です。
月は本来持っている力です。だからこれは「身につけるもの」ではなく「すでに持っているもの」として読みました。
Result
太陽が「見えないものを見える化する」、月が「いいと思ったものを世に届ける」。この2つを並べたときに出てきた答えが、これでした。
僕はコンサルタントではなく、プロデューサーなのではないか。
それまでの仕事は、見える化するところで止まっていました。やりたいことを整理し、サービスの形にして、サイトを作っていました。でも、月のエネルギーで届けるところまで、自分でやったほうがいいと思いました。
そこで、月額報酬でコンサルティングをする働き方をやめました。かわりに、その人のサービスを一緒に作って届けて、上がった売上を分けていく形にしました。
正直、怖さはありました。成果報酬は、成果が出なければ自分の取り分もありません。先にお金をもらう形なら、合わなかったときに返せばいい、で済みました。
それでも切り替えたのは、自分の星に使命や才能が書いてあるのなら、やってみる価値があると思ったからです。結果として、1,000万円から2,000万円だった売上は、ぐっと伸びました。
ここで、正直にお伝えしておきます。売上が伸びたのは、サビアンシンボルのおかげではありません。方向を決めたあとに、やることをやったからです。シンボルがしてくれたのは、覚悟を決めさせてくれたところまでです。順番としては、そちらのほうが大事です。
3 Questions
ここからは、あなたの番です。太陽と月のシンボルを手元に置いて、次の3つを順番に紙に書いてみてください。
問い1|そのシンボルは、何をするものですか
シンボルの言葉を、そのまま説明します。レントゲンなら「体の中を映して、悪いところを見つける道具」となります。まずは絵をそのままほどきます。
問い2|それを人に対してやるとしたら、何になりますか
道具や場面の説明を、人に向けた行いに置きかえます。「体の中を映す」なら「その人が気づいていないものを、見えるようにする」となります。
問い3|いまの仕事で、それをやっている場面はどこですか
新しい職業を探す前に、いまの仕事のなかを探します。「打ち合わせで相手の話を整理しているとき」など、すでにやっている場面が見つかったら、それが手がかりです。
太陽で1周、月でもう1周まわします。最後に2つを並べて「(月)を使って、(太陽)をやる人」という1文にします。僕の場合は「いいと思ったものを世に届ける力を使って、見えないものを見える化する人」でした。そこから「プロデューサー」が出てきました。
転職しなくても構いません。いまの仕事の中で、この1文に近い場面を増やしていきます。それだけでも、仕事のやり方は変わります。
Caution
最後に、注意点をひとつお伝えします。生年月日で見るものを扱うときに気をつけたいのは、それに依存しないことです。
「自分はこういうことが向いているらしい」で終わると、占いに振り回されて終わります。先に自分で「この方向が向いているんじゃないか」という仮説を持っておきます。ぼんやりでかまいません。
僕の場合も、見る前から「コンサルティングとかプロデュースとか、そのあたりだろう」とは考えていました。だから見たときに、背中を押してもらえました。順番が逆だと、こうはなりません。
サビアンシンボルが使命や才能を見つけてくれる、のではありません。自分の使命や才能を、これを使って形にしていきます。しっくりこなかったら、そっとしておいて構いません。
なお、サビアンシンボルは、退職や転職、お金、治療といった判断を決めるためのものではありません。大きな決断の前には、実際の状況を知っている人に相談してください。気持ちのつらさが続いているときは、医療機関や専門の相談窓口へ相談してください。
FAQ
職業名まではわかりません。わかるのは、太陽が示す「伸ばしていく方向」と、月が示す「本来持っている力」の2つです。この2つを自分の言葉に置きかえると、いまの仕事のどこを増やせばいいかが見えます。
言い当ててくれるものではない、と考えています。使命や才能は、自分で気づくものだと思っています。先に「自分はこの方向ではないか」を持っておくと、読んだときの手がかりが増えます。
そのまま並べて構いません。月は本来持っている力、太陽はこれから伸ばす方向です。役割が違うので、似ていないほうがふつうです。「(月)を使って、(太陽)をやる」という1文にしてみてください。
サビアンシンボルの言葉に、良い悪いの区別はありません。場面が書いてあるだけです。怖いと感じたら、その言葉が自分の何にひっかかったのかを書き出してみてください。気持ちが重くなるなら、無理に読み込まなくて大丈夫です。
Study group
3つの問いを書いてみて、うまく言葉にならなかった方もいると思います。それでふつうです。シンボルの解釈は抽象度が高いので、ひとりで抱えるより、人と話したほうが進みます。自分では気づかない読み方を、他の人がくれることもあります。
菊地大樹は、サビアンシンボルを一緒に読み解く勉強会をひらいています。
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